理想の外構・エクステリアを叶えるコラム
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60坪の新築住宅で外構予算150万円。駐車場2台も確保したいし、玄関アプローチやフェンス、できればカーポートも付けたい…この段階で判断を誤ると、完成後に「駐車しづらい」「目隠しが足りない」「追加工事で結局200万円超えた」という形で現金が消えていきます。一般にこの規模の外構は150〜200万円以上かかるケースが多く、150万円で現実的なのは駐車場の土間コンクリートと機能門柱、一部の境界フェンス、砂利敷き中心のオープン外構です。ただし、どこにどれだけ配分するかを設計段階で押さえれば、150万円でも「見栄え」と「使い勝手」の両方を確保できます。
この記事では、60坪の住宅に予算150万円での外構工事を前提に、外構費用の相場に対して自分の立ち位置を把握しながら、駐車場2台分の土間コンクリート・玄関アプローチ・境界フェンス・目隠しフェンス・防草シートと砂利敷きをどう組み合わせるかを具体的なプランとして整理します。さらに、外構工事100万円・150万円・200万円それぞれで「どこまでできるか」を比較し、カーポートやテラス、ウッドデッキを今やるべきか後回しにすべきか、ハウスメーカー経由と外構専門業者で仕様やデザインがどう変わるか、現場で頻発する高低差・排水・残土による追加費用の罠まで、実務目線で解説します。読み進めることで、60坪の外構に150万円を投じる際の優先順位と失敗しない費用配分がはっきりし、不要な出費を避けながら納得できるエクステリアプランを自分で判断できるようになります。
「建物は理想通りなのに、外構工事だけ現実に引き戻される」。60坪前後の新築住宅で、予算を150万円に抑えようとすると、多くの方がこの壁にぶつかります。
ポイントは、「全部をきれいに」ではなく「優先順位を決めて賢く削る」ことです。
まずイメージしやすいように、ざっくりした費用感を整理します。
| 工事項目のイメージ | よくある内容例 | 費用の目安感 |
|---|---|---|
| 駐車場2台分 | 土間コンクリート+スリット目地 | 50〜80万円前後 |
| 玄関アプローチ | コンクリート・タイル・石・門柱 | 20〜40万円前後 |
| 境界フェンス一部 | 目隠しフェンス・メッシュフェンス | 20〜40万円前後 |
| 防草対策 | 防草シート+砂利敷き | 10〜30万円前後 |
この表からも分かる通り、60坪全周をきっちり舗装・ブロック・フェンスで囲おうとすると、150万円では足りません。「駐車場と玄関まわり+最低限の境界+残りは砂利」が現実的な骨格になります。
私の視点で言いますと、150万円で満足している方は例外なく、「やらない場所を決める覚悟」ができている施主さんです。
新築外構の相談を受けていると、建物価格の1割どころか、60坪で200〜300万円台の外構費用になるケースは珍しくありません。理由は、図面だけでは見えない次のようなコストが潜んでいるからです。
敷地の高低差調整(ブロック・階段・手すり)
駐車場の勾配調整と排水設備
残土処分費用(掘削した土を処分する費用)
150万円で計画していたのに、工事が始まってから
「思ったより高低差があり、階段と手すりが追加」
「駐車場の水が溜まるため排水桝を追加」
というパターンで、20〜50万円単位の増額になることがよくあります。
見積書では次の項目を必ずチェックしておくと、後からのブレを減らしやすくなります。
掘削量と残土処分の記載
コンクリート厚み、下地砕石厚み
勾配や排水の計画が図面に明記されているか
高低差がある場所のブロック段数や階段の有無
60坪で150万円の場合、選択肢はほぼオープン外構一択です。
理由はシンプルで、クローズ外構は「囲うコスト」が一気に増えるからです。
クローズ外構に必要な要素の例です。
敷地正面の門扉・門柱・塀
側面〜裏側のブロック+フェンス連続施工
車の出入り用の門扉やオーバードア
これらは1mあたりで費用が積み上がるため、60坪クラスだとそれだけで150万円近く到達してしまうこともあります。
防犯性やプライバシーを確保したい場合は、次のような「部分クローズ」の発想が現実的です。
道路側のみ目隠しフェンスをしっかり
隣家の窓と向かい合う位置だけ高さのあるフェンス
玄関前だけデザイン性の高い門柱+ポスト+表札
このように、見られたくない場所だけをピンポイントで囲い、他は開放することで、150万円でも防犯とコストを両立しやすくなります。
「建物価格の1割が外構の目安」という話はよく出ますが、60坪の土地ではそのまま当てはまりません。理由は、建物よりも敷地の面積や形状が外構費用に直結するからです。
同じ150万円でも、次のような違いが出ます。
建物が大きくて庭が少ない → コンクリート面積が減り、予算が生きやすい
平屋で建物がコンパクト、庭が広い → 駐車場や砂利敷き面積が増え、予算が厳しくなる
角地や変形地 → フェンスやブロックの延長が伸び、コストアップ
つまり、建物価格の1割はあくまで「ざっくりした入口」でしかありません。
本当に見るべきは次の3点です。
駐車スペースに必要なコンクリート面積
高低差や段差の有無(階段・スロープの必要性)
境界をどこまで仕上げるか(全周か、一部か)
この3つを図面上で押さえたうえで、150万円に収めるか、少し上乗せしてゆとりを持つかを決めると、後悔のない予算計画に近づきます。
「家は完成したのに、外回りが砂利と土だけでがっかり…」という声は少なくありません。60坪前後の敷地で予算150万円の場合、ポイントを押さえれば、暮らしやすく見た目も整ったプランは十分可能です。
ざっくり言うと、オープン外構で駐車場2台分の土間コンクリート+玄関まわり+境界フェンス一部+雑草対策が現実的なラインです。
乗用車2台分の駐車スペースは、目安として30㎡前後になるケースが多いです。土間コンクリートは
下地の砕石
ワイヤーメッシュ
コンクリート本体
伸縮目地
残土処分
まで含めて考える必要があります。
私の視点で言いますと、「㎡単価が安い見積りほど、下地と厚みが削られがち」というのが現場の実感です。特にチェックしたいのは次のポイントです。
コンクリート厚みは100mm前後か
伸縮目地やスリットの本数が適切か
勾配計画が図面に明記されているか
残土処分費が別途になっていないか
ここを削ると、ひび割れや水たまり、タイヤ痕が付きやすい駐車場になり、数年後のリフォームで余計なコストが発生しやすくなります。
予算150万円で外構を組む場合、ファサード(家の顔まわり)にどれだけ配分するかが満足度を左右します。
代表的な配分イメージを整理すると次のようになります。
| 部位 | 目安費用帯 | ポイント |
|---|---|---|
| 駐車場土間2台分 | 50〜70万円前後 | 厚み・勾配・残土を要確認 |
| 機能門柱+ポスト | 10〜25万円前後 | 表札・インターホン一体型が人気 |
| 玄関アプローチ | 15〜30万円前後 | コンクリートかタイルかで費用変動 |
| フェンス一部 | 20〜30万円前後 | 目隠しフェンスは単価高め |
| 防草シート+砂利 | 15〜25万円前後 | 将来のメンテナンス性に直結 |
| 照明・植栽少量 | 5〜10万円前後 | 夜の防犯性と見た目の演出に効果 |
コスパを高めたい場合は、門柱やアプローチは素材を絞ってシンプルに、レイアウトで魅せるのがおすすめです。高額なタイルを広く貼るより、土間コンクリート+一部を化粧砂利や洗い出し舗装にする方が、予算を抑えつつデザイン性を出しやすくなります。
60坪の土地を全周フェンスで囲うと、あっという間に予算を圧迫します。実務では次のように優先順位を付けて設計します。
人通りや隣家の窓と向き合う側に目隠しフェンス(高さ1.6〜1.8m)
裏側や見えにくい場所はメッシュフェンスや既存ブロックを活用
将来テラスやウッドデッキを予定する側は、あらかじめ柱位置を想定
目隠しフェンスは1m延長あたりの費用が高くなりやすいので、「リビング前」「お風呂や洗面の窓まわり」など、視線ストレスが強い場所だけを集中的に抑えるのが150万円ゾーンの現実的な戦略です。
広い土地ほど効いてくるのが雑草対策です。放置すると、毎週末の草抜きと蚊との戦いになり、後から人工芝やコンクリートに変える際のコストも跳ね上がります。
防草シート+砂利敷きの費用感は、シートのグレードと砂利の種類で大きく変わりますが、「家の周囲と通路になる部分を優先して施工」するのが現場の定番です。
砕石や安価な砂利を選ぶ
車の乗り入れがないエリア中心に施工
立水栓まわりやエアコン室外機まわりは、メンテナンスしやすいように一部を土のまま残す
といった工夫をすれば、予算を抑えながらも、雑草と泥はねのストレスを大きく減らせます。
150万円の外構は「全部を完璧に仕上げる」予算ではありませんが、駐車場と玄関周り、視線対策と雑草対策を軸に組み立てることで、暮らしやすさと見た目のバランスをしっかり確保できるラインです。どこを今やって、どこを後回しにするかを整理しながら、次のステップの計画につなげていきましょう。
「どこまでやればストレスなく暮らせるか」を軸に予算別に整理すると、急に判断しやすくなります。現場で外構設計をしている私の視点で言いますと、財布の中身だけで決めるより、暮らし方と優先順位から逆算する方が、結果的にコスパが高くなります。
100万円は「最低限暮らせるライン」を整えるイメージです。新築住宅でよくある構成は次のようなプランです。
| 予算100万円の代表プラン | 内容の目安 |
|---|---|
| 駐車場 | 普通車1~2台分の土間コンクリート、勾配・排水を最低限確保 |
| アプローチ | 玄関前だけコンクリート舗装や簡易タイル |
| その他 | 防草シート+砂利敷き、境界は既存ブロックのみ |
ポイントは、駐車スペースと玄関まわりの安全確保を最優先にすることです。おしゃれな門柱や植栽はほぼ入らないため、「とりあえず住める状態」に割り切る必要があります。砂利だけにすると雑草対策が甘くなりがちなので、防草シートの仕様は必ず確認した方が良いです。
150万円になると、ようやく「見た目と使い勝手のバランス」が取れてきます。60坪なら、オープン外構で次のような構成が現実的です。
| 予算150万円の代表プラン | 内容の目安 |
|---|---|
| 駐車場 | 2台分の土間コンクリート+スリット目地でひび割れ対策 |
| 玄関・門まわり | 機能門柱(ポスト・表札・インターホン)+アプローチタイルや平板 |
| 境界・目隠し | 道路側や隣地の一部にフェンスや目隠しフェンス |
| 雑草対策 | 人目につきやすい部分に防草シート+砂利 |
このゾーンでは「今やるべき工事」と「後回しでもいい工事」を切り分ける設計力が重要です。例えばカーポートやウッドデッキ、テラスは後付けでも、駐車場の土間コンクリートの厚みや排水勾配、残土処分はやり直しが難しいため、ここでケチると後からのリフォーム費用が高くつきます。
200万円クラスになると、「機能+デザイン+快適性」を体感できるゾーンに入ります。
| 予算200万円の代表プラン | 追加されやすい要素 |
|---|---|
| 屋根まわり | 2台用カーポートやサイクルポート |
| テラス・ガーデン | タイルテラスや人工芝ガーデン、花壇ブロック |
| 目隠し・防犯 | 目隠しフェンスの延長、門柱の意匠アップ、照明計画 |
| プラス要素 | シンボルツリーなど植栽、物置の設置 |
ここまでくると、単なる「舗装工事」から一歩進んで、エクステリア全体のデザイン性がぐっと上がります。同じ200万円でも、カーポートのグレードやタイルの素材、植栽のボリュームで満足度が大きく変わるため、商品のカタログだけでなく施工例を見ながら配分を決めることが大切です。
予算別プランより怖いのが、工事途中での追加費用です。現場でよくあるパターンを整理します。
高低差・階段追加
実測してみたら敷地の高低差が大きく、階段やブロック積みが増えて数十万円アップ。
排水・勾配のやり直し
駐車場の勾配を甘く見ていて、水たまり対策で追加排水工事が発生。
境界トラブル
隣地との境界が曖昧なまま着工し、ブロック位置のやり直しで工期と費用が増加。
カーポート後付けで土間切断
先に全面コンクリート舗装してしまい、後からカーポート柱用に土間をカットして無駄なコスト発生。
こうした失敗を避けるには、見積書で土間コンクリートの厚さや伸縮目地、残土処分、排水配管の取り合いといった「見えない項目」まで確認し、業者に施工事例を見せてもらいながら、最初のプラン段階でリスクをつぶしておくことが重要です。
「建物は大満足なのに、外回りだけ毎日モヤモヤする」──現場では本当に多いパターンです。とくに敷地が60坪前後で、外構予算が150万円付近のケースは、ちょっとした設計ミスや見積もりの抜けが、そのまま暮らしのストレスと追加費用として跳ね返ってきます。ここでは実際の相談で頻発する“あるある失敗”を、プロ目線で分解してお伝えします。
高低差と排水を甘く見ると、静かにお金が出ていきます。駐車場の土間コンクリート1つ取っても、仕上がりだけでは見えない「勾配」「残土処分」「排水桝まわりの調整」で数十万円単位の差が出ることがあります。
代表的な“後から増額”ポイントを整理すると、下のようになります。
| 項目 | 追加になりやすい理由 | 目安の影響感覚 |
|---|---|---|
| 階段追加 | 実測してみたら段差が想定より高かった | 数万円~10万円超 |
| 残土処分 | 土間を増やした結果、処分する土の量が増えた | トラック1台ごとに加算 |
| 排水勾配調整 | 水勾配不足で再施工、配管高さのやり直し | 手間+材料で数万円 |
私の視点で言いますと、着工前の段階で「仕上がり高さ」と「水の逃げ道」が図面上で言語化されていない見積もりはかなり危険です。チェックするときは次の点を必ず質問してみてください。
駐車場と玄関ポーチの仕上がり高さはどのくらい違うか
雨はどちら側に流すのか、排水桝はどこにあるか
余った土はどの程度出る想定か、処分費はどこまで含まれているか
ここが曖昧なまま契約すると、工事中の「これは必要でした」が積み上がり、150万円の予算があっという間にオーバーします。
駐車スペースとアプローチは、図面ではきれいでも、実際に車を出し入れしてみると「なんでこうしたんだろう…」というケースが少なくありません。特に多いのが以下のパターンです。
駐車場2台分は確保しているが、ドアを開けるとブロックやフェンスに当たりそう
来客用の一時駐車スペースがなく、常に縦列駐車で入れ替えが発生
玄関までのアプローチが遠回りで、雨の日にびしょ濡れになる動線
60坪クラスの敷地は自由度が高い反面、「なんとなく広いから大丈夫」という設計になりがちです。現場でのおすすめは、車のサイズを決め打ちしたうえで、運転席と助手席側それぞれの乗り降りスペースを数字で指定することです。
| チェックポイント | 目安の確保寸法 |
|---|---|
| 車1台あたりの幅 | 2.5m前後(軽ならもう少し絞れる) |
| ドア開閉スペース | 片側60~80cm以上 |
| 玄関までの歩行距離 | 10~15m以内に抑えると快適 |
アプローチは、コンクリートのスリットやタイルを部分使いすれば、150万円の中でも「見た目」と「歩きやすさ」を両立できます。土間をただ広く打つだけより、メリハリをつけた方が最終的な満足度は高くなります。
新築直後は、「とりあえず車が停められて、雑草がひどくなければいい」と境界や目隠しフェンスを後回しにする方も多いのですが、住み始めてから次のような声が上がりやすい部分です。
リビングの窓の前に、隣家の駐車場や玄関が丸見えで落ち着かない
子どもを庭で遊ばせると、道路からの視線が気になって長居できない
境界ブロックがなく、メンテナンスの範囲をどこまでやればいいか分からない
全部を一度に囲おうとすると予算を圧迫しますが、「視線が一番気になるライン」だけを優先的に目隠しフェンスで押さえる方法なら、150万円の枠でも十分現実的です。
リビング前だけ高さのある目隠しフェンス
道路側は低めのフェンス+植栽で柔らかく目隠し
隣家との境界は必要な区間だけブロック+メッシュフェンス
このようにゾーニングして考えると、「どこから手を付ければいいか」がはっきりします。
コストを抑えるために、駐車場は土間コンクリート、それ以外は防草シート+砂利というプランは、よく採用される王道パターンです。ただし、面積の広い60坪だと、数年後に次のような不満が出てきがちです。
夏場の照り返しと熱気で庭に出る気にならない
砂利が靴底に挟まり、玄関タイルや室内に入り込んで掃除が大変
どこを見ても「グレーと白」だけで、せっかくの新築なのに味気ない
満足度を上げるコツは、全部を仕上げようとせず「よく使う場所だけワンランク上の素材を差し込む」ことです。
玄関前の一部だけタイルや自然石を使って、門柱と一体のアプローチにする
リビング前2~3mだけ人工芝やウッドデッキ、テラスを設けて家族のガーデンスペースにする
庭の隅に小さな花壇やシンボルツリーを配置し、照明でライトアップする
これだけでも、毎日の帰宅時や休日の過ごし方が大きく変わります。150万円の予算の中で「機能7割・雰囲気3割」くらいの配分を意識すると、数字以上の“満足度の手残り”につながります。
150万円しかないからといって、土台を削ると後から数十万円単位の「やり直し代」になります。優先順位は次の3つです。
駐車スペースは、コンクリートの厚み・鉄筋・伸縮目地・勾配・残土処分までセットで考えないとひび割れや水たまりの原因になります。ここを「薄く・甘く」すると、2〜3年後に補修工事で同じ面積をもう一度打ち直すケースが多いです。
排水や高低差も、建物完成後は手を入れにくく、ブロックや階段を追加すると一気に費用が跳ね上がります。この3つは、予算150万円でも削らない前提で配分するのが安全です。
カーポート・ウッドデッキ・タイルテラスは、本体価格が重いので150万円では「本体は後回し、下準備だけ今」が現実的です。
下準備の具体例は次の通りです。
カーポート
・柱位置に配管を通さない
・柱予定位置の土間コンクリートはスリットで分けておく
ウッドデッキ・テラス
・建物周りの土の高さを仕上がりレベルに合わせておく
・テラス予定部分は砕石転圧まで済ませておく
私の視点で言いますと、下準備さえしておけば、数年後に商品本体だけ発注しても無駄な解体やはつり工事が不要になり、トータルコストが下がりやすくなります。
どこまでDIYしてよいかの目安を整理すると、判断しやすくなります。
| 区分 | 今プロに任せるべき | DIY・後回しでも可 |
|---|---|---|
| 構造 | 土間コンクリート、ブロック積み、階段、排水配管 | 花壇の縁取り、小さな砂利敷き |
| 機能 | 駐車場、玄関アプローチ、境界ブロック | 物置の組立、簡易な目隠しパネル |
| 仕上げ | 下地調整、防草シート施工 | 人工芝の敷き込み、植栽の追加 |
防草シートは「シート選び+ピンの本数+重ね幅」を間違えると1〜2年で雑草まみれになります。面積が広い部分や勾配がある部分は、プロ施工にしておく方が、張り替えリスクを考えると安く済むことが多いです。
予算ギリギリでも、少しの工夫で見た目と使い勝手の満足度は大きく変わります。
照明(ライト)
玄関ポールライトと足元のローボールライトを1〜2カ所入れるだけで、防犯と夜の安全性が大きく向上します。配線だけ先行しておき、本体は後付けでも構いません。
植栽と目隠しフェンスの合わせ技
全周の目隠しフェンスは高額でも、視線が気になるサイドだけ高さのあるフェンスにし、他はシンボルツリーや低木で柔らかく隠す方法があります。材料費を抑えつつ、圧迫感を減らせるのが利点です。
物置の設置場所を確保
物置本体は後で購入しても、駐車動線を邪魔しない位置に「コンクリート平板を並べた下地」だけ先に用意しておくとスムーズです。
優先順位を整理すると、150万円でも「土台はガッチリ+先行準備+小さなプラス」で、暮らし始めからストレスの少ないエクステリアに仕上げることができます。
「同じ150万円なのに、ここまで違うの?」と驚かれるポイントが、ハウスメーカー経由と外構専門業者の差です。駐車場やアプローチはもちろん、目隠しフェンスの高さや土間コンクリートの厚みまで、見えない部分で仕上がりと耐久性が分かれます。
ハウスメーカーに頼むと、工事フローはおおむね次のようになります。
専門業者に直接依頼すると、
となり、余計な中間マージンを抑えやすくなります。150万円クラスでは、この差が仕様のグレードに直結しやすいです。例えば同じ駐車場2台分でも、専門業者なら土間の厚みを確保しつつ、アプローチにタイルを一部採用するなど、デザインに予算を回しやすくなります。
| 比較項目 | ハウスメーカー経由 | 外構専門業者直頼み |
|---|---|---|
| 仕様の自由度 | 既製パック中心 | プラン自由度が高い |
| 中間マージン | かかりやすい | 圧縮しやすい |
| デザイン提案 | 建物寄り視点 | エクステリア重視 |
| 現場の微調整 | 伝言ゲームになりがち | 職人と直接相談しやすい |
よくあるのが「標準外構パック」がついているから安心だと思ったケースです。具体的には、
駐車スペースはあるが勾配が急で停めにくい
境界ブロックとフェンスが低く、防犯も目隠しも中途半端
アプローチが直線一本で、雨の日に靴が泥はねだらけになる
こうした相談は、後からのリフォームでブロックを積み増したり、コンクリートを打ち増したりするため、結果的に最初からの計画よりコストが上がります。60坪クラスの敷地は面積が広いぶん、「とりあえず」の標準仕様が生活のストレスになりやすい点に注意が必要です。
見た目の商材価格ばかり見ていると、後から増額しやすいポイントを見落とします。特にチェックしたいのは次の項目です。
残土処分費:駐車場の土をどこまで掘るかで金額が変動
排水・勾配調整:水が建物側に流れないための下地調整費
伸縮目地やスリット:コンクリートのひび割れ防止のための材料・手間
諸経費・管理費:一式と書かれている中身
これらが曖昧な見積もりは、工事途中で「想定外」が出やすくなります。150万円の予算では、この裏側コストをどこまで織り込んでいるかが、仕上がりと安心感を左右します。
平面図上では駐車場2台分が入っていても、実際には「切り返しが何度も必要」「道路が狭くて出し入れしづらい」といった問題がよく起きます。私の視点で言いますと、図面よりも以下の点を現地で体感しておくことが重要です。
道路幅と交通量:バックで出るのか頭から出るのか
玄関までのアプローチ:荷物を持っていても雨の日にストレスがないか
来客用の一時的な駐車スペース:路上駐車で近所迷惑にならないか
専門業者は、こうした動線を前提にカーポートや機能門柱、ポスト、照明の位置を決めていきます。図面だけでは見えない「暮らしやすさ」を、打ち合わせの段階でどこまでイメージ共有してくれるかが、業者選びの決め手になってきます。
「この予算でどこまでやれるのか」がぼんやりしたまま契約すると、外構はほぼ確実にモレとムダが出ます。ここでは、現場で実際に使っているチェックの視点を、家づくり初心者向けに噛み砕いてお伝えします。
外構費は「面積」だけでなく、高低差や駐車スペースの取り方で大きく変わります。ざっくりの考え方は次の通りです。
駐車場2台の土間コンクリートが予算の約4〜5割
玄関アプローチと機能門柱で約2割
境界ブロック・フェンスと防草シート+砂利で残り
目安としては、次の表を一度自分の敷地に当てはめてみてください。
| 条件 | 費用のかかりやすさ | コメント |
|---|---|---|
| 前面道路と敷地がほぼフラット | 低〜中 | 150万円でも配分しやすい状況 |
| 高低差30cm以上で階段あり | 中〜高 | 階段・擁壁がコストを押し上げる |
| 角地で間口が広い | 中 | フェンス・舗装の距離が長くなる |
| 旗竿地で前面が細い | 高 | 駐車動線の工夫が必要で手間増加 |
「うちはどれに近いか」をまず決めると、150万円で足りるか、どこを削るかが見えやすくなります。
同じ60坪でも、暮らし方で優先順位はガラッと変わります。代表的なプランを整理すると次のようになります。
共働き+子ども2人
車1台+来客少なめの家庭
親世帯の来客が多い家庭
駐車スペースと玄関まわりの使い方を、平日と休日で具体的にイメージするのがポイントです。
同じ「駐車場2台・アプローチ・フェンス付き」の見積もりでも、中身はかなり違うことがあります。特に確認したいのは次の項目です。
土間コンクリートの厚みと下地砕石の有無
伸縮目地やスリットの有無(ひび割れ対策)
残土処分費と運搬距離が含まれているか
排水勾配の調整費が「一式」で雑にまとめられていないか
フェンスの高さ・素材・基礎ブロック段数
私の視点で言いますと、複数社の見積を比べるときは「単価」よりも「仕様」を横並びにして見る人が、一番後悔が少ないです。
最初の相談段階で情報が足りないと、プランも費用もブレた状態からのスタートになります。問い合わせの前に、次だけメモしておくと打ち合わせがスムーズです。
敷地図と建物配置図(スマホ撮影でも可)
必要な駐車台数と車種(ミニバン2台など)
優先したいことベスト3(例: 駐車のしやすさ、雑草対策、目隠し)
将来つけたいもの(カーポート・ウッドデッキ・テラス・物置など)
150万円の中で絶対に超えたくない上限額
メールやLINEで「全部お任せ」ではなく、この5点を添えて相談すると、最初から予算と現実にフィットしたエクステリアプランに近づきます。
「全部やりたいのに、財布は150万円」
このギリギリのラインをどうさばくかで、10年後の暮らしやすさと満足度がまるで変わります。
私の視点で言いますと、鍵は「見せ場を絞る・土間と勾配を読み間違えない・後回し戦略を組み込む」の3つです。
同じ150万円でも、
・駐車場2台の土間コンクリート
・機能門柱とシンプルなアプローチ
・道路側と隣家側の目隠しフェンス
・リビング前の植栽と砂利敷き
ここまでをバランス良く押さえると、かなり“整った家”に見えます。
ポイントは「全面コンクリートで真っ白にしない」ことです。
土間は車の動線に集中し、玄関前とリビングの前は植栽+砂利+一部タイルで表情をつけると、費用は抑えつつエクステリア全体がぐっとおしゃれにまとまります。
おすすめの配分イメージは次の通りです。
| 部位 | 目安配分 | コメント |
|---|---|---|
| 駐車場2台分の土間 | 45〜55% | 厚み・伸縮目地・勾配をケチらない |
| 機能門柱+アプローチ | 15〜20% | ポスト・表札・照明で“顔”を作る |
| 境界・目隠しフェンス一部 | 15〜20% | 道路側と隣家の窓前を優先 |
| 植栽+防草シート+砂利敷き | 10〜15% | 雑草対策と見た目を両立 |
このくらいに割り振ると、150万円でも“安っぽくない仕上がり”になりやすいです。
千葉や東京郊外の60坪は、緩い傾斜や道路との高低差がある敷地も多く、
・玄関までの階段が増える
・ブロックや土留めが必要
・残土処分費がかさむ
といった「見えないコスト」で予算が食われがちです。
よくある相談は次の3パターンです。
高低差30〜60cmで、階段2〜3段とスロープが必要なケース
変形地で駐車スペースが確保しにくいケース
前面道路が狭く、車の切り返しがシビアなケース
これらは、図面上では安く見えても、実際の勾配や基礎を見積もると一気に費用が跳ねるゾーンです。早い段階で「段差処理を最優先」「デザインはその残りで考える」と割り切ると、予算オーバーを避けやすくなります。
外構は、建物の配置と駐車スペースの取り方で8割が決まります。
最初の相談時に用意してほしいのは次の4つだけです。
配置図(敷地と建物の位置・高さが分かるもの)
立面図(玄関位置や窓の高さ)
希望する駐車台数と車種
使える予算の上限と「絶対に欲しいもの」
この情報があれば、
「カーポートは後付け前提で土間の割り方だけ先に設計」「テラスは将来のウッドデッキを見据えて配管を避ける」など、後からムダなやり直し費用が出ないよう、最初の打合せで“仕込み”をしておくことが重要です。
150万円という枠の中で満足度を上げるには、「やりたいことリスト」を優先順位マップに落とし込む作業が欠かせません。
無料相談の場では、次のように整理すると話が早くなります。
今やらないと後で高くつくもの
後から追加しやすいもの
この仕分けを一緒に行い、「必須ゾーン」「優先ゾーン」「将来ゾーン」に色分けしていくと、同じ150万円でもムダが減り、暮らし始めてからの後悔も格段に少なくなります。
建物が完成してから慌てて外構を決めると、どうしても“とりあえずの駐車場と砂利”で終わりがちです。
図面と予算の段階で一歩早く動き、土間と勾配とフェンスの配分を一緒に組み立てていくことが、60坪と150万円を味方につける近道になります。
著者 - 創樹緑化工業
過去に60坪前後の新築で「外構は150万円くらいで」と説明されていたのに、いざ着工段階で駐車場や高低差、排水の追加が必要になり、想定を超える負担になったという相談をいただく事がありました。中には、ハウスメーカーの標準外構のまま進めた結果、駐車がしづらく、フェンスも足りず、住み始めて数か月で大規模なやり直しをしたケースもありました。私たちは普段から、暮らし方を聞き込みながらプランと費用配分を一緒に整理するのですが、その打ち合わせでお伝えしている「今やるべき工事と後回しにできる工事」「図面では分かりにくい落とし穴」を、この記事としてまとめました。千葉や東京エリアで、同じように150万円の外構予算で迷っている方が、完成後に後悔せず、自分で判断できる軸を持てるようにという思いから書いています。


創樹緑化工業のスタッフがお客様目線でご対応いたします。
個人のお客様はもちろん、店舗オーナー・管理会社など企業の方も
こちらからお気軽にお問い合わせください。
